別れの話

静岡市で犬のしつけ、訓練をしています、ドッグスクール坂本と申します。

今日は愛犬との別れのお話を少しさせていただきます。

なかなか分かっていても切り出せない話題。

ましてや、その間際にはもっと口を閉ざしがちになります

だから私のお客さんには、愛犬が元気な内にどのような最期を迎えるか、
家族で話し合いをするよう声をかけています

間違いなく、人間より寿命が短いので看とることになりますが

私の経験上、どんな最期を迎えても後悔は残ります。

病院で亡くなってしまうと、家に連れて帰ってあげればよかった。
自宅で亡くなると、病院で治療をしてあげればよかった。など

これは、後悔をしないアドバイスではなく

どんな選択肢を選んでも、愛犬と過ごした日々が充実していれば

愛犬は飼い主の選んだ最期を受け入れるものではないかと思っています。

今まさに、その時を迎えようとしている方がいます。
一人暮らしの女性で、大型犬を飼っています。

犬は12歳で、1年程前から脚が振らついてきました。

少しでも寝たきりになる時を伸ばす為に、散歩も行きたがるので連れていきます。
しかし、徐々に脚の衰えが進んできてしまいました。

飼い主さんは、以前から「立てなくなったら申し訳ないけど終わりです」とおっしゃっていて

覚悟はしていたようです。

確かに、大型犬が寝たきりになると本当に大変です。

でも、家族が複数人いれば話はかわりますが

女性が一人で寝たきりの大型犬を介護することはやはり無理があります。

数日は頑張れても、動けなくなってしまってからは夜泣きなどが増え

飼い主さんが寝られなくなり、体力も精神力も続くかわかりません。

生かすも殺すも飼い主のえごのような気もするので、どちらにしても

重たい決断が近々あることと思います。

私は飼い主さんに寄り添い、気持ちの代弁やケアをするくらいしかできませんが、

仔犬の時から最期まで寄り添わせていただける事もありがたい事だと思っています。

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